ハヤブサ消防団【2023-8冊目】

池井戸潤には企業が似合う

【★★★☆☆】オーディブルにて視聴

f:id:kamome26_inu12:20230207071335j:image

 

田舎に引っ越した作家の

その土地を巡る

謎の組織との対決劇です

 

タイトルから

消防団をめぐるドタバタ劇

と思いましたが

少し筋が違いました…

 

ハヤブサ」をめぐるドタバタ劇

です

 

本作も登場人物それぞれに

個性がありそれなりに楽しめましたが

 

やはり

「会社での役職」

を背負っておらず

 

かつ

地元民

謎の組織

という

 

個々ではなく

組織対組織

という構図なので

 

それぞれの登場人物の

個々の心情、動機等が物足りなく感じ

 

キャラクターそれぞれの色は

薄かったかなあというのが

率直な意見です

 

 

私的には

池井戸潤さんの作品には

 

銀行なり商社なり町工場なり

企業が背景にあり

 

仇敵が登場して

それをやっつける図式

を期待してしまいます

 

そういった意味では

池井戸作品ですが

本作は星3どまり

となりました